レビュー PC 「Call of Duty World at War」 | 雑雪帳

レビュー PC 「Call of Duty World at War」

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Call of Duty World at War (以下CoD WaW) のレビュー、2008年11月11日に発売されました。

■4Gamer.net ― Call of Duty: World at War[PC]
■Call of Duty®: World at War Game | PS3™ - PlayStation®
■Call of Duty®: WaW
感想


点数

シングルプレイだけなら
3.5/5 (5点満点中3.5点)

COOPやゾンビ、マルチプレイを含めたら
4.5/5 (5点満点中4.5点)

良い点
・進化したグラフィック
・敵味方入り乱れる迫力の戦闘
・大量に登場する敵キャラクター
・キャラクターの質感が向上
・グラフィック設定の幅が広い
・変な日本語ボイスは無い

悪い点
・シングルプレイは短い
・最後まで一本道の内容
・自由度ほぼ無し
・仲間AIの馬鹿さ
・過去のCoDシリーズと比較して、つまらない戦車ステージ
・イギリス軍ステージ無し
・カットシーンの残虐表現
・原爆映像は不要
・CoD2で使われたドイツ軍ボイスの使い回しがある

シングルプレイ
シングルプレイの仲間AIは過去のCoDより悪いが、COOPモードやマルチプレイはアリ。

グラフィックはマルチプレイベータのステージがあまり良くなかったので少々危惧していたのですが、シングルプレイのステージでは全く問題を感じない出来に仕上がってたのは好印象。流石に最先端レベルのグラフィックとはいきませんが、十分綺麗と感じられるのレベルに仕上がっています。
また同様にマルチプレイベータの時に武器の凹凸感やテクスチャが、ちょっと微妙に感じたのですが、今回シングルプレイを通してプレイする限り、雨に濡れたり光に照り返されると雰囲気は、非常に良く表現できているように感じました。

ただしCoD4と同じくHDRのライティングがHL2シリーズと違ってシンプルなまま、というのはちょっと残念。水面や海面の表現は最新レベルでは無いけれどプレイするだけなら十分綺麗ではないでしょうか。

マキン環礁での戦い
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戦闘はRegular難易度でプレイしましたが、理不尽な難易度を感じる箇所はありませんでしたが、終盤ステージでは、ドイツ軍ステージの異常なパンツァーシュレック兵士の量と、日本軍ステージの何処からともなく投げ込まれる多すぎ手榴弾がちょっと残念。
ただ倒されても少し前のチェックポイントから直ぐにやり直せるので、そこまでストレスは貯まりません。敵が大量に登場するステージでは突っ込んでプレイするスタイルもある程度通用しますし、またボルトアクション式のライフルでゆっくり進めるというスタイルでも構わない作りになっています。

ベルリンでの戦い
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過去のCoDシリーズ同様に敵味方が大量に入り乱れる戦闘は面白く、今回の場合日本軍の万歳アタックは良く出来ているように感じます。
特に死んだふりをしていたり、草むらに偽装していたりするのは良く出来ています。上述した通り、無限リスポーンか?と思えるほど同じスポーンポイントから敵が沸いてきたり、目の前でスポーンしてる場所がはっきり分かるのは残念。

ステージ構成は過去のCoDシリーズと違い、アメリカ軍ステージの場合敵は日本軍、ソ連軍ステージの場合はドイツ軍と決めうちになっています。またアメリカ軍、ソ連軍と順番は決まっていて途中入れ替わったりしますが、混乱するようなことは無いです。

自由度に関しては殆ど無し、これはもうCoDの伝統なので。一部ステージでは過去のCoD同様に複数目標が提示され迂回ルートを見つけると簡単に攻略できたりしますが、目標を無視して次の場所へ移動やら、自由に爆撃要請をして…といったプレイは出来ません。

クリアにかかった時間、約4時間程度と短め。

マルチプレイ
今まで評価対象外でしたが今回はマルチプレイも評価対象に。今のところ国内サーバーは1つ2つありますが、日本人プレイヤーが少ないのか参加人数はいません。今後入手した人が多く出てきたら賑わうかと思います。

海外のサーバーは既に大量に有り参加人数も大量にいるようです。pingは150~200であれば、プレイしていても少しの違和感で楽しめます。

CoD4と同じくランクシステムがあり、マルチプレイでポイントを稼ぐことで新たな武器やPerkを得られます。これにより自分だけのカスタム設定でマルチプレイを戦うことが出来ます。この辺はCoD4とほぼ同じですが、今回のPC版ではCoD4のコンソール版にあったプレステージが導入されました。

マップ内の場所を順番に取り合うWarモードや、旗を奪い合うCapture the flag、CoD4と同じく陣取り合戦のDominationが面白いです。

COOPはシングルプレイのステージを最大4人でプレイでき、感覚としてはシングルプレイのステージそのまま、といった感じで気軽に楽しめる出来になっています。また一度敵に倒されても仲間による蘇生が可能なので仲間と協力してる感が上手く出せます。シングルプレイで見つけられるDeath CardをCOOPで使うとチート機能が利用でき、例えばヘッドショットを敵に与えると爆発する、蘇生時に仲間を銃撃すると復活する、といったのもあります。またCOOPではマルチプレイのランクシステム同様にポイントを稼ぐことが出来ます。
サーバー検索機能は過去のCoDシリーズ同様使いづらいです。

PS3版、Xbox360版とのクロスプラットフォーム対戦には対応していない。

システム


過去のCoD同様オーソドックスなFPS、スクリプト制御の一本道。

銃器類は実在する武器類が登場、バースト、単発撃ちの切り替えは不可。武器による殴りは無くなり、ナイフによる殺傷、武器によっては銃剣。敵が落とす銃器および弾薬を利用することが可能。
メイン武器を2つ、手榴弾を1種類、ステージによってスモークか火炎瓶を所持出来ます。但しステージ前のブリーフィングやらムービーシーンで武器変更等が出来ないのは過去のCoDシリーズと同じ。

CoD4と同じく体力バーが無く、ある程度ダメージを食らっても一定時間避難していると体力が回復、ダッシュ可能、Lean可能。

目標物破壊、上陸作戦、対空砲破壊、脱出、VPB 54による船団破壊、溺れてる仲間を救出、サッチェルチャージによる破壊、狙撃、戦車ステージ、爆撃要請……等々、過去のCoD同様に多様な内容があります。

沖縄南方面での航空機からの戦闘、Call of Duty伝統の爆撃系ミッション
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シングルプレイは過去のCoDシリーズと同じく基本的に一本道。ステージによっては複数の目標が示される場合があり自由にルートを決められますが、やはり展開が大幅に変わるといった事は過去のCoDシリーズと同じく無いです。

ペリリューの戦い、過去Call of Dutyのノルマンディー上陸作戦やシチリア島上陸(ハスキー作戦)同様に迫力有り
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シングルプレイ時のステージの大きさはCoD2やCoD4と変わらないのですが、移動時に進行できる場所があまりに一本道の作りになっているのが残念。マップ移動は製作側が意図していない場所は見えない壁やバリケードで塞がれているのは過去のCoD同様。

仲間のAIは過去のCoDシリーズより悪く感じました。スクリプト制御なので重要な仲間は死なないが、他の適当な仲間はポンポン死んでどんどん補充されるのも同じ。
CoD4で見られた操作プレイヤー以外の仲間に攻撃を加える敵キャラクターというのはCoD WaWでも表現されています。ただし仲間AIが過去のCoDシリーズより非常に悪く感じます。
特に過去のCoDと違い、操作プレイヤーがある程度敵を倒すと仲間AIが先に移動する、というのが極端に少なく、また操作プレイヤーをかばう動きが少ないのです。
また敵が目の前にいるのに素通りしたり、敵も仲間AIが横にいるのを横切って目標地点まで走ったり、戦車ステージでは全く役に立たない仲間戦車に加え、操作プレイヤーだけを集中攻撃する敵AIの動きはガッカリ。
(戦車ステージは他のステージ同様にある程度時間が経つと回復する仕組み)
また操作プレイヤーがダメージを受け物陰に隠れているのに仲間AIが近くに寄ってきて、物陰から押し出される、操作プレイヤーの射線上に飛び出してきて邪魔をする等、かなりイラっと感じるシーンが多く見受けられました。敵が目の前でスポーンするステージもあり少々残念。

ベルリン国会議事堂の戦い、PC版初代Call of Dutyと異なり激しい戦い
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シングルプレイはある程度の距離を進むと自動的にセーブされる。クイックセーブ・ロードが可能。

字幕表示可能。

CoD WaWでは過去のCoDと違い残虐表現がかなり多いです。特にカットシーンでは短刀で首を切るシーンや、通常の戦闘シーンは銃撃を加えると肉が飛び散る表現が加えられています。但しオプション設定で残虐表現を制限すると、そういった表現はなくなります。またカットシーンでは制限を加えると、視点が変更され残虐な部分に視点移動ができなくなります。

沖縄での戦い、首里城が……
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プレイ環境


CPU : intel Core 2 Quad Q6600 (3GHz動作)
VGA : XFX GeForce8800GT 512MB (Core 670MHz , Mem 1950MHz , Shader - 1650MHz)
     GeForce Driver 180.43beta
MEM : 2GB
OS : Windows XP SP3

インストール後の容量
6.73GB

難易度Regularでプレイ。

設定
Video Mode : 1920x1080
Screen Refresh Rate : 75Hz
Aspect Ratio : Wide 16:9
Anti-aliasing : Off
Sync Every Frame : No
Dual Video Cards : No
Shadows : Yes
Specular Map : Yes
Ocean Simulation : Yes
Dynamic Foliage : Yes
Bullet Impacts : Yes
Number of Corpses : Large

Texture Filtering : Trilinear
Anisotropic Filtering : 左端
Texture Quality : Manual
Texture Resolution : Extra
Normal Map Resolution : Extra
Specular Map Resolution : Extra

GeForce DriverのコントロールパネルからAnti-Aliasing を4xに指定、Transparencyをマルチサンプリングに指定、Anisotropic Filterを8xに指定。

グラフィック


上記の通りほぼ最高設定の場合、殆どのステージで35~60fpsを維持できますが、後半沖縄ステージで火炎放射器や爆発、煙が大量に出るステージだと30fpsを切るシーンが多々登場するので、1920x1080でアンチエイリアスやAnisotropicをガシガシ使いたい人は、GeForce 8800GT以上のビデオカード導入を勧めておきます。

今プレイしてもそこそこ綺麗なCall of Duty 2(以下CoD2)、結構綺麗なCall of Duty 4(以下CoD4)から、更に美しく進化しています。
凹凸感もより一層上手く使われており雨のステージで濡れた軍服の凹凸感が上手く出ています。また出てくるキャラクターの顔の質感も非常に良く出来ており、CoD4に出ていたZakhaevの顔面のしわが、CoD WaWでは殆どのキャラクターで使われており、ちょっと過剰なんじゃ?と思えるほど顔に凹凸感があります。
(外国人のほりが深い顔が上手く表現できている、という意味)
レズノフ、Black Opsシリーズに登場
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またキャラクター一人一人に上手く違いが出ており、敵キャラの顔パターン、軍服パターンも数種類用意されています。その他、建物、地面、ジャングルの木々、戦車、上陸用乗り物、マルチプレイベータで微妙に感じた部分はシングルプレイで問題を感じる出来では無いです。また過去のCoDシリーズ不満の水面や海面の表現は、CoD WaWでは海からの上陸作戦があるためかCoD4から上手く進化しています。
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オプションのOcean SimulationをYesにすると、ヌメヌメした質感に加え波紋も適度に綺麗なレベルで表現されています。
(流石にCrysisやArmy of Twoの様な波には負けますが)
もう一つCoDシリーズお馴染みの遠方のグラフィックは書割というのは、CoD WaWでも変わっていませんが、CoD4と違い高解像度でも耐えられる繊細さになったので、遠方を見たときガッカリ…というのは無くなっています。
(スクリーンショットみれば分かります)

ステージによる天候、空気感、CoD2、CoD4からの進化を感じられます。雨でビシャビシャに濡れた街中、閃光で照り返されるジャングル、艦砲射撃で破壊された島、火炎放射器で燃やされる室内、等々 かなり綺麗に感じられました。
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ただしCoD4でも感じたのですが、ベリリュー島や沖縄での戦闘ステージは晴天が多めにも関わらず、全体的に空がくすんだ色になっており、カラっと晴れ渡るような青空じゃないのが残念でした。
(これはCoDシリーズ以外のゲームでも感じる問題点)

エフェクト類はCoD4の抑え目から逆に派手すぎるほどに変更されています。上述した雨や爆発、艦砲射撃、雷、炎、煙、火炎放射器で燃える人体、炎や廃熱のゆらぎ、非常に綺麗です。

ライティングはCoD4と同じくらい。一番最初のジャングルステージで閃光弾に照らされるシーンは非常にインパクト有り。ただHL2シリーズのHDRみたく光に目が慣れたり、暗いところで目がなれるシミュレーションはCoD4と同じく無し。

サウンド


メインテーマというか主題歌的なのはCoD4と同じく静かな雰囲気のBGMでインパクト無し。プレイ中のBGMは過去のCoDシリーズと同じく基本BGM無しで盛り上がる場所でBGMを重ねてくる手法。
メロディラインでインパクトに残るのは少ないものの、全体的に東洋的というかドラムを強調したBGMが多く、個人的には結構良かったように感じました。特に日本軍の船団を砲撃するステージのBGMが良かったです。

銃器類の発射音は、過去のCoDシリーズとも違い全体的に迫力が薄め。リアルかリアルじゃないかの議論はありますが、あまりインパクトのある音には感じませんでした。というかCoD4に比べると銃火器発射音が若干小さめになっています。

ボイス、アメリカ軍は英語、ソ連軍は東側訛りの英語、ドイツ軍はドイツ語、日本軍は日本語。一番最初に公開されたTrailerの怪しげな日本語吹き替えはゲーム中には登場しません。

プレイ動画




スクリーンショット


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1.1パッチが出ています





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