レビュー PC 「Ghost Recon Advanced Warfighter」 | 雑雪帳

レビュー PC 「Ghost Recon Advanced Warfighter」

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去年Vegas1と一緒に買ったPC版 Ghost Recon Advanced Warfighter のレビューです。
感想


点数
3/5 (5点満点中3点)
2点に近い3点です。

このゲームを評する時にぴったりの言葉と言えば、忍耐、修行、苦行、マゾゲーといった所でしょうか。

上述した敵の反応設定と、リアル向けのダメージ設定、チェックポイント形式のセーブ・ロード、これら3つの要素が上手く混じり、上の言葉が出てくるゲームになっています。

まず敵の反応設定は非常にコンピュータ臭く、ある程度の距離に入ると否応無しにこちらに攻撃を仕向けてきます。加えてマップ固定の機関銃がある場合は最悪で、ダメージ量が半端無くしかもこちら側から攻撃しても弾があたり難い。
部下を囮にして、ちょっと外れた位置から攻撃しても必ずこちら側に反撃を加えてくれるので、大幅に迂回するか、ダメージ覚悟で正面攻撃するしかありません。

次にリアル向けのダメージ設定ですが、機関銃のダメージ設定が最悪でした。
しかもマップによっては似たような位置に2つも3つも設置してあったりと、よくテストプレイヤーが文句を言わなかったもんだと感心します。加えて敵スナイパーやRPGを食らうと殆ど一発死なので、チェックポイント直前で死ぬとかなりヤル気が削がれます。

最後にチェックポイント形式のセーブ・ロードに関してです。
これは本当に酷い出来で、10分間隔程度のセーブポイントも多いです。マップ終了後に攻略した総時間が表示されますが、20分だったり30分だったりが多く、マップサイズが大きいにもかかわらず、セーブ間隔が長すぎるというのが、はっきり分かります。
今回プレイしなおして、マップによってはチェックポイントの長さのせいで、1時間以上かかったマップも存在しました。
またゲーム開始直後には考えられないような敵の量だったり、戦車が登場してきたりと、かなり不親切なシングルプレイになっています。

肝心の部下に指示を出してのプレイも、指示を無視したり、スタックしたりと、中途半端さが否めません。

特にやり直しが長い場合イライラが貯まりましたが、それでもグラフィックの雰囲気やハイテク装備のGhost部隊、丁寧に作りこまれた銃器や装備品等を見ると、この作品を嫌いにはなれない自分がいます。あと一歩設定を煮詰めれば、佳作クラスのゲームになったのに…と惜しい部分が多いのがGRAWといった所でしょうか。

最近カジュアルゲームっぽいのが増えたなー、リアル系のゲームをプレイしたいなー、って人はプレイしてはどうでしょうか。ただし敵の動きはリアル臭く無いですが。

システム


既に知っている人が多いと思いますがコンソール版のGRAWと違い、PC版GRAWはリアル系のFPSになっています。

Rainbow Six Vegas の様にカバーは無くFPSゲーマーお馴染みのLeanが用いられています。また画面はコンソール版のTPSでは無くオーソドックスなFPS画面です。

GRAWでは3人の部下を従え、オブジェクトを達成させるのが主目的です。3人の部下には移動、攻撃、カバー、指示が可能で、加えて1人1人に指示を出すことが可能です。またマップ開始前に部下の装備を変更することも可能です。部下には得意な武器があるようですが、プレイ中気にする必要はなさそうでした。

1人1人に指示を出すことにより、自由度の高いマップ攻略が可能になったと思ったのですが、実際には敵の裏を突いたり、敵をやり過ごしたり、高い所から一斉射撃というプレイは殆ど不可能です。

何故ならば敵の反応設定が、ある程度の距離に入るとプレイヤー側に差し向けられるため、隠れていても反応し、しかもこちらの攻撃位置を100%判別するためです。この設定と、中規模マップでありながら行動可能な場所がある程度決まっているため、自由度は決して高いわけではありません。特に中規模マップの建物群の林立ぶりはグラフィックインパクトはあるものの、行動可能な範囲を制限しすぎているとプレイ中は感じました。

画面右上にCross-Comという画面が表示され、仲間が認識している敵や場所がリアルタイムに表示されるのですが、それがゲームに大きなインパクトを与えているかというとそうでも無かったです。

また部下を選びGキーを押すと、部下の視点を画面全体に白黒表示できるのですが、これもあまり重要な要素ではありませんでした。あぁ、スタックしてるかの確認が簡単に出来ます。

Tabキーを押すことでTactical Mapが画面に表示され、マップを俯瞰して見ることが出来、自分の位置、敵の位置、目的地が分かります。特にシングルプレイ中盤以降は多く使うことでしょう。ただし敵の位置はTactical Map上からの判別が難しいのが難点でしょうか。

体力回復は最近流行の自動回復ではなく3段階の設定になっています。またゲーム中部下が倒れても復活させられず、また回復できる場所もありません。

弾薬補給できるマップもありますが、中には補給が一切無いマップも存在します。チェックポイントでセーブ・ロードを行いますが、その間隔はかなり長く、不用意に死んでしまうと10分から20分程度ロスするのもザラです。個人的にセーブ間隔が長すぎてイライラしました。

マップは中規模程度が多く、ある程度自由度があります。ただし上述したとおり、迂回したり隠密行動的なのは期待しないほうが良いでしょう。

PC版は英語のみで、字幕表示はできません。オブジェクトの位置は常に表示されるので迷うことは無いです。

プレイ環境


CPU : intel Core 2 Quad Q6600 (3GHz動作)
GPU : XFX GeForce8800GT 512MB (Core 670MHz , Mem 1950MHz)    
     ForceWare 175.16
MEM : 2GB
OS : Windows XP SP3

グラフィック


英語版WikipediaによるとGRIN Diesel Engine version 6を使用しており、2年前に発売されたゲームながらグラフィックは2008年から見ても古臭さを感じさせることは無いです。もちろん植物の出来がイマイチだったり、建物が総じて四角形ばかりなのは気になるところではあります。

今回は新規導入のGeForce 8800GTを使ってみました。
グラフィックの設定を最高にし1360x768の解像度でプレイしましたが、殆どの場所で60フレーム以上、凄く重くなる箇所でも30フレームを割る箇所はありませんでした。100フレーム以上でるマップもあったのでGeForce 8800GTクラスを持っている人は、問題なくプレイできるゲームです。

GeForce 7600GS-Z使用時のプレイでは、1280x720でテクスチャをMedium、他最高設定にした場合、基本30フレーム、重くなる場所では20フレームを割る感じで、プレイできない訳ではないが重たく感じました。

GeForce 7900GT使用時では、1280x720でテクスチャをMedium、他最高設定にした場合、基本40フレーム、重くなる場所で30フレームを割る感じでした。プレイするのに支障は感じませんでした。

設定項目は、
Ressolution、Fullscreen、Texture quality 、Texture filtering、Effects quality、Brightness、Dynamic shadows、Dynamic lights、Post effects、Aspect ratio、Anti Aliasing、SLIです。
ちなみにGeForce 8800GTでもAnti AliasingはOFFかSmooth Edgeしか選べませんでした。またビデオメモリが256MBまでの場合 Texture qualityがMediumまでしか選べません。

肝心のグラフィックですが、HDRが効果的に使われており、太陽を見続ければ眩しくなり、暗いところを見続ければ目が慣れるという動作をシミュレートしています。
街中では光が溢れており雰囲気は大変良いです。ただしメキシコっぽさを出すためか常に光が黄色というかオレンジ色が加えられており、しかも全てのマップで(夜間マップ除く)適用されているため、例えば昼間だろうが夜近くだろうが同じく黄色いHDRを見せられるので、個人的には違和感を覚えました。
逆に夜間マップは本当の暗闇と街灯が上手く表現されており、GRAW1では一押しです。本当に真っ暗なので装備しているナイトビジョンを頻繁に使うことになるわけですが。

一部テクスチャはモヤっとしてますが、中規模程度のマップを構築する上では十分に美しい品質を保っていると感じました。特に銃器類や数は少ないですが乗り物関係は丁寧に作られているかと。

爆発エフェクト類は激しく美しく、Rainbow Six Vegasでがっかりした部分を補って余りある出来栄えです。私は持っていないので知りませんが、PhysXカードを利用すると、より派手なエフェクト効果が得られるようです。
もちろんPhysXカードが無くても派手なエフェクトは楽しめます。炎の揺らぎや戦車の排気口からでる温風の揺らぎも表現されており、ニヤリとさせられます。

上述したとおりGRAW1では中規模程度のマップをある程度自由に移動できるためか、それとも舞台となっているメキシコを再現するためかは分かりませんが、建物群は押し並べて四角形ベースが多いのが気になりました。またマップ中に生えている植物の葉っぱがかなりカクカクポリゴンなのも残念です。

道路や爆発で出来るオブジェクト破壊も、かなりカクカクしており、そういった部分では古臭さを感じるでしょう。

サウンド


Rainbow Six Vegas同様BGMにも力が入れられているのか、作品に合っている出来栄えと感じました。特にメインテーマの楽曲は大変すばらしく、多くの人にお勧めしたい曲です。

基本的にBGMは無しですが、一度交戦が始まると最初は少し派手な曲が鳴り、交戦が終了すると落ち着いたBGMに戻るといったパターンです。逆に敵に囲まれたりすると激しいBGMになり、戦闘を盛り上げてくれるのに一役買っています。交戦中に鳴るBGMの出来も良く、戦闘シーンにマッチしています。

銃器関連のサウンドは多くの武器が似通ったものが多く、ちょっとガッカリするかもしれません。ただしスナイパーの射撃音は印象的です。

スクリーンショット


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左、この街の表現力は結構良い、行ける場所は限定されるが
右、Cross-Com画面で部下視点でミッチェルを見る図、はっきり言ってゲームには何の役にも立たない
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左、普通の車はこんな程度、破壊可能
右、Tactical Map 敵の判別が難しい
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右、アンチタンクはロックが必要
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左、ビル群はカクカクしてる、ゲーム中に見ると光の照り返しが非常に美しい
右、こういった目標を破壊するミッションが多い
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左、ビル爆破
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左、対空砲火の中、夜の表現は抜群
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右、戦車の質感はかなり好き
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左、排気口の揺らぎ表現、これも良い
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左、こんな場所でスタックします…
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右、クリア後のスタッフロール、爽快感は無かった…

http://www.ubi.com/US/Downloads/Info.aspx?dlId=1604
1.35パッチが出ています。

http://beckett.fc2web.com/
「=GRHQ= ゴースト・リコン司令部」にGRAW1のミッション和訳が掲載されています。



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