視聴メモ TV 「100年インタビュー「日本文学研究者 ドナルド・キーン」」 | 雑雪帳

視聴メモ TV 「100年インタビュー「日本文学研究者 ドナルド・キーン」」

■ NHK 100年インタビュー | バックナンバー

100年インタビュー「日本文学研究者 ドナルド・キーン」、2012年に日本国籍を取得したドナルド・キーン (鬼 怒鳴門)先生のインタビュー番組。
東日本大震災より日本文学がメイン、ドナルド先生の気持ちが嬉しく出会えてよかった。



「ときどき聞きます、野菜は全部九州からです。この意味は放射能の危険が無いと。それは有っても黙ったほうがいいと思います。そういった自分は偉い、もっと考えてる人だと、私は極めて俗悪だと思います。自分の事、自分の頭の良さ、自分は一番安全なモノ食べています。それはけしからんと思います。福島の人、徹底的に放射能が有るかどうか調べています。信じないで九州の野菜だけを食べるのは本当に感心できないです。」

「源氏物語の英訳は既には三種類も出ています、四番目の翻訳も進行中です。フランスでもイタリアでも、ドイツでも中国でも。みんな源氏物語読んでいますけれども、日本人は読まない、あるいは漫画本として呼んでいる、つまり良さを知らないんです。どうしてかというと、それは教え方が根本的に間違っているからだと。

まずは源氏物語の美しさを現代語訳で読むべきです。現代語訳は沢山あります、良く無いのもありますけど、非常に良いのも有ります。そういう現代語訳読んで初めて、どうして外国人が読んでいるか分かります。登場人物の面白さ、生活ぶりとか、対立とか、色々有ります、本当に面白い。

しかも源氏物語だけじゃなくて他の古典文学にもあります。文法を教えるために出来たもんじゃないんです、芝居でも面白いです。おの? (ここ聞き取れず) でも難しいですけど、初めはどういうものか現代語訳を知ってから、ここはこそだからとか、ここはじょだからとか、そういう事覚えなくていいです。知りたい人は知るべきですが、知りたくない人は文学として読むべきだと思います。

そして日本の特徴は人が俳句あるいは和歌を作っています。外国は子供がよく歌う、書いています。私は子供の頃やっていました、世界の歴史を韻を踏んで書いてました。ともかく15、16歳になって詩を書かなくなります。詩人だけです。しかし日本にそういう伝統があります、俳句の人口は100万人以上です、和歌もたいへん多いです、毎週の新聞に一番良い俳句とか短歌が、そいういう伝統がまだ残っています。それを使って日本の文学全体のよさを知るようになったらいいです。けして文法のことを先に教えて試験の○×のときに、どっちが正しいか、それのために書いた文学ではないと思います。

一番面白い学科は国文学であるはずだと思います。そして外国で本当に日本文学を読んでいる人、翻訳している人何人も居ます、今伊勢物語の新しい翻訳が出ます。もう2、3種類あります。誰か原作を読んで新しくもっと美しい英語、もっと美しいフランス語にしたい。ともかく日本文学は世界的な価値のある文学ですから、それを文法だけだと思ったら、けしからん、冒涜だと思います。」

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