レビュー ASUS 「P8Z77-V」を導入 | 雑雪帳

レビュー ASUS 「P8Z77-V」を導入

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GIGABYTEのGA-Z77X-D3Hで、Windows8アップグレード版のDVDを用いたUEFIブートのインストールが出来ませんでした。
マザーボードの不具合と思い込みASUSのマザーボードなら鉄板だろうと買ったが結局出来なかったので何のために買ったのが意味がわからない買い物になってしまいました…。
(この不具合はWindows8初期にMSから配布されたISOイメージの問題でした)

GA-Z77X-D3Hは不具合が多いらしいのですが私の環境では殆ど問題も発生していなかったので、当分買い換える予定も無かったのに勘違いで無駄な出費が…。

P8Z77-V自体は問題も発生しないしDisplayPortも備わっている、LANもintelチップ搭載、オーディオはDTS関連機能が充実しています。

■ASUS - マザーボード- ASUS P8Z77-V
■ASUS P8Z77-V 製品情報 | 株式会社MVK PCパーツ・周辺機器 総合代理店
オーバークロック


P8Z77-Vを使ったオーバークロックはi5 3570Kの記事に追記しました。
■intel - Core i5 3570Kを導入 & レビュー


仕様


ASUS P8Z77-V
・intel Z77チップセット
・UEFI BIOS
・DDR3 SDRAM 最大32GB
・PCI Express x16 Gen.3を2スロット(2スロット利用時に片方x8動作)
・PCI Express x16 Gen.2を1スロット (x4動作)
・PCI Express x1を2スロット
・PCIスロット x2
・内蔵Serial ATA (SATA 6Gb/s) x2
・内蔵Serial ATA (SATA 3Gb/s) x4
・ASMedia PCIe Serial ATA (SATA 6Gb/S) x2
・intel USB 3.0対応 (バックパネル x2 , USBヘッダ)
・intel USB 2.0 (バックパネル x2)
・ASMedia USB 3.0 (バックパネル x2)
・D-SUB、DVI-D、HDMI端子、DisplayPort端子
・Lucid Virtu MVP対応
・AMD CrossFireX及びnVidia SLI対応 (2-Way)
・Intel 82759V Ethernet Controller
・Wi-FI 802.11 b/g/n (802.11nは2.4GHzのみ)
・Realtek ALC892 8チャンネル HD Audio (光デジタル音声端子)

となっています。
amazonでは1万5000円弱とZ77登場初期に比べて値下がりしていますし、この価格帯に求める機能としては十分な内容を備えています。
またPCIスロットが2つ備わっているのでPCIデバイスを2つ使いたい場合に使い勝手が良いのではないでしょうか。
ただしeSATA端子、Thunderbolt端子が備わっていません。(DisplayPortは有ります)

開封


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説明書(日本語)、独自機能の説明書、ドライバCD、SATA 6Gb/sケーブル x2、SATA 3Gb/sケーブル x2、バックパネル、SLIケーブル、Q-connection、Wi-Fiパーツが入っています。ケーブルが豊富なのが嬉しいですね。

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マザーボード各所にLEDが配置され、起動時に問題が発生すると教えてくれる便利機能が備わっています。

SATA周り
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メモリスロットに近い方からASMedia SATA3.0、intel SATA3.0、intel SATA2.0になっています。またintel SATA3.0の上段が1番目、下段が2番目という順番になって、最後がASMediaになります。
またメモリスロット付近のUSBヘッダピンはintel USB 3.0 x2になります。
USB3.0のポートはTurboモードとUASPモードに対応しています。
■ASUS - The Best USB 3.0 Experience - USB 3.0 Boost

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USBヘッダを利用することでUSB2.0の端子を増やすことができます。またEPU及びTPUの切り替えスイッチでBIOSで項目を細かく設定せずに省電力及びオーバークロックを試すことが出来ます。

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PCIスロットはPCI Expressを挟むように配置されています。

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バックパネル部分
PS/2端子側がASMediaのUSB3.0端子、その右側がintel USB 2.0、Ethernet端子側がintel USB 3.0になります。
DisplayPortの最大解像度は2560x1600@60Hzになっています。

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ビデオカードに2スロット占有タイプを使ってしまうと直下のPCI Express x1が使えなくなるのが勿体ない感じでしょうか。

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メモリスロット付近
2枚でデュアルチャンネル動作させる場合は青いスロットから。

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背面
CPUのバックプレート以外にヒートシンクのバックプレートまで装備されてます。たわみ防止にも良さそうですねぇ。

UEFI BIOS


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通常DELキー等でBIOS画面に入るとEZ Modeが表示されます。CPU温度やブート順序がグラフィカルで分かりやすく表記されます。

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F7キー等でAdvanced Modeに切り替えると、一般的なBIOSの様に細かい設定が可能です。

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System Languageで日本語に切り替えることも出来ます。

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Ai Tweakerではオーバークロック関連の設定が可能。

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AdvandedではCPU、iGPU、内蔵デバイスの設定が可能。

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Advance-CPU ConfigurationでNX bitやVTが設定できます。

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CPU Power management ConfigurationでSpeedStep TechnologyやTurbo Modeの設定できます。

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PCH Coinfigurationでintel Rapid Start Technology やSmart Connect Technologyの設定ができます。

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SATA ConfigurationでSATAをAHCIに切り替えられます。またHot Plugの切り替えもできるので使っている人は有効に。

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System Agent Configurationではビデオカード(GPU)の優先度切り替えや、Virtu MVP利用時の指定ができます。利用する場合はiGPU Multi-MonitorをEnabledにします。

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USB ConfigurationではUSB機能の設定ができます。

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Onboard Devices Configurationではマザーボード内臓のデバイス設定が可能です。Wi-Fiの有効無効や、PCI Expressの黒スロット帯域幅の設定も可能です。内蔵されているASMediaのUSBやSATAを使う場合は有効になっているか確認しときましょう。

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他はAPMやNetwork Stackの設定項目

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MonitorではCPU温度や電圧の確認、ファン回転数の管理ができます。Anti Surge Supportの設定もここで出来ますが、高負荷が発生しやすいゲームを遊ぶとPCが落ちちゃうので無効にしたほうが良いです。

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Bootでは起動する順番やUEFIに関する重要な設定ができます。Boot Overrideで接続されている機器から強制的にBootさせることができます。

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ToolではBIOSのファイルからアップデートができるEZ Flashなどがあります。SPD Informationではメモリのチップ情報やXMP情報が見られます。

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Windows7 SP1 x64 (DSP版)をDVDドライブに入れてBIOSに入るとUEFIブートに対応したドライブが表示されます。新規インストールで2TB以上のHDDを利用する場合、UEFIブートを利用しないとパーティションがMBRしか利用できず後で面倒になります。
Windows8のアップグレードディスクを入れてもUEFIが表示されないです。

ソフトウェア及び内蔵デバイス


Windows上でのユーティリティの動作を見ていきます。ASUS純正のAI Suite IIがP8Z77-Vのユーティリティになります。

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Windows上でBIOS更新はASUS Updateで行います。

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USB BIOS FlashbackはUSBメモリにBIOSを保存し、緊急時にBIOS復旧を試みるツールです。
■USB BIOS FlashbackによるBIOSの更新手順|テックウインド株式会社

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Turbo V EVOでCPUやiGPUのオーバークロックが出来ます。またASUSの自動オーバークロックAuto Tuningで手軽にオーバークロックも試すことができます。

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EPUにより細かい省電力設定が行えます。無操作時間によって電源を切る設定などが可能になります。

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FAN Xpert2でCPUファンやPCケースのファン回転速度を調節することができます。CPUファンだけ、ケースファンだけという個別の設定や10%刻みによる微調整が可能です。

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Probe IIでは電圧や温度の監視及び警告設定ができます。

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Ai Charger+ではiPhone、iPod、iPad、Battery Carging specification Revision 1.1に対応したデバイスに対して通常の3倍で充電が可能になるらしいです。とりあえずiPad2をバックパネルのUSB端子に差して確認しましたがすべての端子で充電アイコンが表示されますが、実際に3倍速く充電できるか分かりません。

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USB Charger+ではバックパネルの緑色で囲まれたUSB端子に対応するデバイスを3倍速く充電可能になる機能です。ただし有効にするとWindowsから切断された状態になるので、ファイル操作しつつ高速充電は難しいかもしれません。(Ai Charger+では切断状態になりません)
またPCがスリープ中でも充電を可能にする設定も有ります。
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真ん中の乾電池ボタンを押すことで有効化されます。


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USB3.0 BoostではUSBストレージのデータ転送速度をより高速にする機能です。バックパネル側のUSB 3.0端子すべて(intel及びASMedia)が対応しています。手元にUSB3.0のデバイスがないので確認できませんがUSB2.0のデバイスでは有効に出来ませんでした。
USB2.0の外付けケーブルを利用した外付けケーブルではTurboモードを有効にできました別記事を参照して下さい。
■ASUS - P8Z77-VのUSB Turboを試す

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オーディオ機能はRealtekのALC892が搭載されています。dts Connectではdts Interactiveとdts Neo:PCに対応しています。dts InteractiveによってPCのマルチチャンネルをdtsにエンコードして光ケーブルからAVアンプに流しこむことが可能です。
dts Neo:PCと他にdts Ultra PC 2が搭載されていますが、いわゆるバーチャルサラウンド系の機能です。
■DTS、PC用の新音声技術「DTS Connect」を発表

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NICにはIntel 82579V Gigabitが搭載されています。蟹さんが嫌いな人には悪くないと思います。Windows7ではインストール時のドライバに入ってないので付属のディスクに入っているドライバを使うか、別途ドライバをダウンロードしといたほうが良いです。

Lucid Virtu MVP


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対応していますがBIOSで設定が必要です。

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Advanced - System Agent Configuration - Graphics ConfigurationのiGPU Multi-MonitorをEnabledにします。
またPrimary DisplayをPCIEにするのが良いと思われます。

Lucid Virtu MVPのインストール順番
PCI-Expressにビデオカードをさして、そちらからディスプレイに繋げる場合は以下の方法でLucid Virtu MVPのコントロールパネルが表示されQSVを有効に出来ます。

1. PCI-Express側ビデオカードのドライバをインストールし、再起動

2. intel HD Graphics用のドライバをインストールし、再起動
(■ダウンロード・センターにある、グラフィックス - プロセッサー・グラフィックス - インテル HD グラフィックス~を選択)

3. Lucid Virtu MVPのソフトウェアをインストールし、再起動
■driverdownloads-Virtu MVP | Lucidlogix

4. 再起動後にタスクバー内の通知領域内に、赤いLのアイコンが出ていれば成功
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感想


昔からASUSのマザーボードを良く使いますが今回も特に問題なく安定して動いてくれています。説明書は日本語で丁寧ですしUEFI BIOSは日本語に出来るので、詳しくない人にも使いやすいでしょう。

機能的には有線LANはintelチップですし、無線LAN(802.11nが2.4GHzだけなのが残念)もあります。また映像出力ではDisplayPortも搭載されているので長期利用前提の人にも安心できるのではないでしょうか。

不満を挙げるとすれば、バックパネルのUSB3.0端子(intel以外)がGIGABYTEのGA-Z77X-D3Hに比べて2個減った事、eSATA端子が無いこと、PCIスロットが2個も要らない、Thunderbolt端子が無いという点でしょうか。

もちろんWindows7のDSP版でUEFIブートからのインストールで2.5TBや3TBクラスのHDDをGPTパーティション作成して、インストール作業も全く問題なく可能です。ですが何度か書いているようにWindows8のアップグレード版をDVDに書き込んだディスクではUEFIブートからのインストールができません(これはGA-Z77X-D3Hも同じ)。

Windows7をクリーンインストールして使っていますが、特に困る部分もなく安定して動いているのでIvyBridgeと一緒に導入するアップグレード用のマザーボードとして候補に上げて良いんじゃないでしょうか?

CPUはintel Core i5 3570Kを使っています。
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メモリはelixir - DDR3 W3U1600HQ-4Gを使っています。
■elixir - DDR3 W3U1600HQ-4G (PC3-12800 CL9)を導入 & 紹介

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